PROFILE
ご挨拶
日本に本格的な中国茶の講座をと言う声に応えて、2000年4月に中国茶講座を開講しました。今日まで、多くの方々の賛同を得て、教室は北海道から沖縄まで広がりました。又、2003年からは中国の関係者の協力により、中国茶国際検定と中国茶芸師国家職業標準申請も開始することとなり、中国茶文化国際検定協会が成立いたしました。
日本において、少しずつ中国茶文化の真の姿が見えてきたような気がいたします。そんな中、「講座と同時に中国茶文化の教養を身につけ、茶道としての中国茶を愉しむことが、本当の中国茶文化の姿ではないのか」というご意見を伺いました。講座開始以来今日まで、多くの茶文化学士を輩出し、中国茶を愛する皆様と共に、生涯、茶文化を友として中国茶道の素晴らしさを皆様と見つめ続けたいそんな気持ちで、中国泡茶道篁峰会を立ち上げました。
資格のある人も、無い人も、中国茶が好きであれば茶友が出来るそんな泡茶道の会が中国泡茶道篁峰会です。
殺伐たる世相の今日、至福の一服を皆様と共に愉しみたいと思います。
中国泡茶道とは
中国での茶の飲み方の変遷は、唐代は烹茶、宋代は点茶、明代以後は泡茶といいます。従って、今日の中国茶道は泡茶道といいます。
中国茶文化の世界では、1980年以来「中国茶芸」という言葉が使われてきましたが、近年、若い中国茶文化関係者の間から「中国茶文化」の高雅な世界を中国茶道と呼ぶことが多くなりました。私たち中国泡茶道篁峰会は、日本で中国茶文化を研究する意味で「中国泡茶道」として活動しております。
会長・棚橋篁峰について
現在数少ない中国茶文化の専門家として、中国泡茶道篁峰会、中国茶文化国際検定協会を成立させ、札幌、東京、富士宮、京都、福山、広島、福岡、沖縄で中国茶文化の講座を開催、中国全土の茶産地を訪問し、現地で茶摘みを行い、江西省社会科学院、中国茶国際茶文化研究会、湖南省農業科学院などとの交流を行い、日本における中国茶文化の普及に活躍している。2005年には中国民俗学会茶芸研究専門委員会顧問となり、中国各地での茶芸指導も行っている。
中国との交流は30年、250回を越えている。
雑紙『人民中国』にて「中国茶文化そぞろ歩き」連載。
著書に『中国茶文化』、『五感で楽しむ中国茶と音楽』(紫翠会出版)、『中国茶の素顔』(中国画報出版)等。